注目の看護専門外来とは?

病気や怪我は程度により入院を余儀なくされ、24時間医療スタッフの看護のもとに置かれることになります。しかし、ある程度の病状の回復をし、快方の道筋がついた場合、退院することになりますが、必ずしも全快したわけではありません。そのため、通院もしくは自宅療養など継続して治療を続けていく必要が生じます。

特に今後は、高齢化社会が加速していくことが想定されるため、患者数も増加が見込まれ、病院としても病床の確保並びに看護師や医師の人手不足の問題に悩まされることになるでしょう。そこで、解決の一手段として注目されているのが、看護専門外来というわけです。現在多くの病院で導入されたり、検討され始めています。

看護専門外来は、退院後の患者の自宅療養などを支援する制度で、癌患者の緩和ケアや認知症のケア、ストーマ看護外来、糖尿病外来など、ニーズに合わせた専門性の高い外来があるのが特徴です。単純に専門分野において知識があるだけでなく、スキルの高さも要求され、キャリアを積んだスペシャリストのみが厳選される仕事と言えるでしょう。((詳しくはこちらをチェック→http://kango-senmongairai.com))

主な仕事は、患者やその家族からの相談に対して、アドバイスや指導を行い、症状の緩和や改善などに努めることになります。看護専門外来の看護師になるためには、日本看護協会から認定看護師、または専門看護師の資格認定を受けなくてはいけません。自分がどんな分野のスペシャリストになりたいか、働く職場にどのような看護専門外来があるのかを検討したりして決定するといいでしょう。